2010/07/31

空間の「明と暗」 3



そもそも、建築士の仕事自体が「明暗」のような「相反を内在」している。

士業として、建築基準法やら、建築施行令やら、そのほかモロモロの関連法規を扱う「理屈の頭」。

デザイナーとして、赤だの青だの。。。「赤」一つとったて「暗い赤」「明るい赤」「元気な赤」「落ちつく赤」理屈はついても、最後のチョイスは「感性のココロ」。

構造部材(理屈)とプロポーション(感性)のセメギアイなど、しょっちゅうだ。

結局、それぞれの案件の様々な場面で、「理屈と感性」のバランスを取っている。


そう思うい、大きな目線で周りを見ると「人の生活」自体が、相反することの連続ではないか?

確かに、理論を追い求める仕事、感性を研ぎ澄ます仕事、一つのことを専門にする仕事などあるが、それだって「その人の全て」ではないだろう。
相反することに向き合い、バランスを取るのは、どんな人でも当たり前にやっている。

そう捉えることが出来ると、デザインの幅はとても大きくなる。
落ち着いたレストランや、賑やかなアミューズ、明るい住宅など、「相反」を認識すると、実はそれぞれのデザインが、それぞれに刺激しあい、役立ってくる。
「同じような雰囲気」では、ごまかせない。


本当は、それがデザインの仕事の面白み、だったりもする。




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2010/07/30

空間の「明と暗」 2




住宅にある「明と暗」。

プランニングで見れば、リビングが明で、寝室が暗。

立地条件を考えれば、すべての部屋が同じだけフンダンに日の光がを取り込める計画は難しい。
と言うか、どこも同じでホントに良いだろうか。

日常の居住空間が明るいのは当たり前。
では「寝る室」は・・・朝起きる瞬間も大事だが、睡眠への導入は本当はもっと大事。

照明のハナシでも、同様に触れたが、住宅のプランニングを「1日」「1年」の単位で見ることが出来れば、それぞれの部屋の役割とそのデザインは、とても豊かになる。

住み手のイメージは「瞬間」の並列になってしまう。
専門家でないから当然だ。だが、その「瞬間」にだけ目を向けさせる販促が世の中に氾濫しているのも確か。

「その瞬間」を「家全体」としてまとめるのが、建築士の仕事だ。




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2010/07/29

空間の「明と暗」 1




デザイン作業は「相反するもののバランスをとる」ことがしばしばある。
場合によっては、コンセプトやアプローチが「そのもの」だったりする。

「明暗・陰影」は、概ねどんな案件でも、何某かのデザインが含まれる。

例えば、住宅。

マクロ目線で見ると、リビングは明るく健康的に、寝室は落ち着く雰囲気といった、部屋ごとの展開もありえる。

ディテール目線では、小さな窓からできるドラマチックな「陰影」は、日常生活に心地よい刺激を与えてくれる。

ただ「明るければ」という神話は、規格品の羅列に任せて、デザインは「様々なアプローチ」があるから面白くなる。
「明暗・陰影」はデザインの重要な要素だ。





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2010/07/28

「玄関」のデザイン 3 店舗編


店舗デザインでは、入口がそのままファサード(外観)のイメージであるケースがある。

特に、商店街立地などで有効な手法だ。

活気がある商店街は往々にして、規模が大きく、店が多い。
そうなると、どうしても埋もれがちになる。

埋もれること自体は悪いことではないのだが、「隠れ家」であれば、そもそも商店街の立地である必要が無い(^_^;)。

良く「口コミでお客さんを広める」事がもてはやされるが、導入部分のデザインで、デザイナーのシゴトは「一見さんをツカム」こと。
ハナッカラ「口コミ」だけで集客できるほど、商業デザインはあまくない。

その「ツカミ」こそ「期待感の演出」である。

入口に立った時に「内に入る楽しみ」「入りたくなる気分」。
ただカッコイイだけでは、未来のお客様にフックはしない。


業種・業態・コンセプト・価格帯をデザインし、お客様に伝えること。
入口は、実は、色々なメッセージがあったりすのだ。




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2010/07/27

「玄関」のデザイン 2 アプローチ編


「玄関・入口」に至るまでの「楽しみ」がある。

日本の住宅事情では「至る距離」が、あまりなかったりもするが、それでも「アプローチ」は「最初の空間」である。

静けさ・落ち着き・明るさ・斬新・緑の。。。などなど、それこそ住宅は住まい手の「人となり」が出る。

それが「最初の空間」なのだから、こちらもイメージを膨らませる。

そこを歩く人が、「どんな期待」を、その家にするか・・・

そして玄関をくぐった後、良い意味で「期待を大きく裏切りる空間」をつくる。
そんな手法も面白い。

空間構成は起承転結にも似ている。玄関廻りは「起」のデザインだ。



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2010/07/26

「玄関」のデザイン 1



「入口」は、店舗だろうが、家だろうが、向こうにある空間の「顔」である。

帰ってきた者・訪れる者への、「お出迎えの瞬間」にある。
内を「期待」させる一時だ。

建物全体のボリュームがあっての玄関のスケールだし、入口のデザインあっての建物プロポーションでもある。
どちらだけが正解ということもない。

デザイナーとしては、「入口」には空間のコンセプトを「凝縮」したもの、もしくは、デザイン・エッセンスを「垣間見せる」ものを配置する。

不要に立派である必要は無いが、中途半端にチープなのもちょっと寂しい。

その加減は「感性の力量」だと思う。




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2010/07/25

マン・レイ展






結局ここ3ヶ月の間に3回。月一のペースで国立新美術館へ。
そんなに黒川紀章ファンなわけではないのだが。
しかも、来場者50万人を突破した、人気の
オルセー美術館展でない方へ・・・・(^_^;)

前々から楽しみにしていたマン・レイ展。大人っぽい作品が多いので、今回はお子ちゃま抜きで鑑賞へ。

作品の点数はナカナカ豊富。
時系列で作品を並べるオーソドックヅな展覧でしたが、彼の作品を「まとめて観る機会」は今までソウソウ無かったかもしれません。
秀作が多く、作品への実験的なアプローチが丁寧に並べられていたので、妙なリアルさがあります。
作品展というより、その人展という感じ。。。

作品一品一品は、とても美しく大人な世界観があります。
大きさや雰囲気で圧倒するタイプではなく、余韻を楽しむマン・レイの作風らしい展覧会。

前回の
ルーシー・リー展同様、この美術館はイブシ銀な企画を企てますの。




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2010/07/24

温暖化防止のチャレンジ! 5  太陽光発電の現状



補助金など国の政策もあり、今年になって一気に注目度が高まった「太陽光発電」。
住宅を例に、導入の概要をまとめてみます。

<費用は200~300万円>
規模・工事状況によりますが、一般的には上記の金額が目安。
補助金との兼合いで、1Kwあたり65万円以下のものを選択するケースが多い。
3Kw~4Kwのシステムが多い。
概算・・・65万円×3.5Kw=227.5万円+工事費

<地域によって補助金が+アルファ>
・国の補助金1Kwあたり7万円
・国の補助金の対象は、1Kwあたり65万円以下、発電能力10Kw未満。
・地方自治体の補助金もあり。都・区、県・市など合わせて補助が受けれます。

<電気は1Kwhあたり48円で売れる!>
・昨年11月から、新しい買取制度がスタート。これまでの2倍の価格で売れます。
・1Kwhあたり48円。(諸条件により変動もあり)
・10年間、契約している電力会社が買取。
・ポイント!・・・日中の電気使用量を減らせば、当然売れる量も増える!

<昼間の電気代がゼロになるかも>
・条件さえ整えば、発電分で日中の電気代をまかなえることも。

<要注意点!>
・モトをとるには、15~20年かかると言われています。法定耐用年数は17年。30年もつとは聞きますが、こればかりは個々によるのでナントモ。。。
・新築では工事時のトラブルはあまり聞きませんが、後乗せの場合、設置部材で屋根の防水が破断された等、増えているようです。


昨年は「あと5年で発電効率が飛躍的に伸びる」と言われていました。
ですので、クライアント自らが望む以外、こちらの方から「強く勧める」ことは、自分は今でもしてないです。。。
確かに「新築の場合」は、それ用に造れますし、補助金政策などあるので、導入のよいタイミングです。

反面、「後乗せ」の場合は「しばし様子見」が良いかもしれません。




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2010/07/23

温暖化防止のチャレンジ! 4  気軽に自然エネルギー





「環境対策」を突き詰めて考えると、「器具交換」や「使い方」だけでなく、「供給されるエネルギー」が環境を配慮したものでないと。。。。という「そもそも論」に到達します。

意外と認知が低いのですが、大掛かりな設備など設置しなくても、使える「自然エネルギー」があるのです。


「グリーン電力」がそれ。


風力・水力・バイオマス発電を中心に、自然力で造られたエネルギーを、東京電力から買うように「購入する」しくみ。

恒常的に使用する契約もあれば、イベントなどスポット的に導入する方法もあり。
FMラジオJ-WAVEなど、特番時に使用して、ナビゲーターが連呼。企業姿勢・番組コンセプトをアピールしています。

供給会社は、サミットエナジー(株)日本自然エネルギー(株)など。
(購入すると上画像のような「グリーン電力証書」が発行されます)


イベント時の導入などは、企業姿勢を発信するのによい機会では?。


もっと詳しく・・・・
グリーン・エネルギー・ポータルサイト



自分は、数年前から、こんな情報も集めています。
いよいよ「環境対策」も本格稼動な時期にきたようです。


しかし、建築・内装業界は、ハード面ばかりが先行しがち。
コンシューマーへの告知強化は、「ソフト面との両立」が重要ですね。



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2010/07/22

温暖化防止のチャレンジ! 3  各社の現状






商業施設は、他業種に比べ環境対策に積極的です。

LED照明・省エネ空調に関して「導入済み」は、コンビニで9割・小売で4割弱。
小売では、今後予定している3割強を合わせると、7割になります。

コンビニは太陽光発電設置にも積極的で、昨年夏にオープンした店舗はLEDや太陽光発電、自然採光の導入で、消費電力を3割削減したとの事。


省エネで、ランニングコスト削減による初期投資のペイが3~5年程度と、具体的な数字が見えてきたこと。
今年度より省エネ法が改正され、チェーン全体でも削減状況報告が必要になったことが、大きな理由でしょう。

ある物販店では、入口からよく見える部分に「壁面緑化」をしたり、お客様駐車場に芝を貼ったり。
「環境への取組」を、お客様が分かりやすい部分で工夫をしています。


同業・異業種他社とも、環境に対する意識は急速に高まっています。





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2010/07/21

温暖化防止のチャレンジ! 2  LED市場の本当


東芝が仏ルーブル美術館の照明改修工事で、LED照明を提供するそうです。

全4500灯。

ヨーロッパの市場展開をにらんでのとの事ですが、豪儀な量です。
無償です。大手はやる事が派手ですね。(^_^;)


LEDの市場は、これまでの「電球」の市場構成とは全く異なるのです。
東芝がそこまで「必死に派手な事」をする理由の一つは、その市場構成によるとも考えられます。

というのは、「LEDは、たくさんの会社が作れる」のです。

これまで「電球」は、技術的にも、生産能力的にも「淘汰」がされていました。
しかしLEDはまだまだこれから。
日本では電球メーカーを始め、例えばシャープだとか、大型ビジョンのメーカーだとか、これまで「照明市場」とはあまり関係がなかったメーカーが、大小問わず参入しています。
世界規模で見れば、おそろしい数になるでしょう。

確かに、今年になってから、各社の技術も実施レベルに達し、設計業務のなかでも、検証・提案が増えています。
市場が安定するまで、もうしばらくかかると思いますが、導入をスタートさせるには、今年は最初の良いタイミングです。

東芝の「無償提供」も、それを裏付けるニュースです。




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2010/07/20

温暖化防止のチャレンジ! 1



地球温暖化防止活動「チームマイナス6%」が、「チャレンジ25%」になっています。
発表された当初は「いきなり4倍以上か。。。。」とも思いましたが、一歩一歩積み重ねていかねばなりません。

何のため?と聞かれると、自分は「子供のため」が一番の理由です。

この位の温暖化、地球にとっては大した問題でないと言う説があります。
たしかに氷河期等、あったことを考えると、この位の温度差は微々たるモノなのかもしれません。
しかし、人間が人間でいるために、今(これまでの)の地球環境は必須。

建築士として取組めること、提案できること、たくさんあります。
また、昨今はそのための技術も市場も数年前と比べると随分進んでいます。
小さな一歩は、自分たちが思うほど小さくないと思います。



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2010/07/19

芋会 再び その2



町内の「子育て仲間のサツマイモ会」。
5月末に植えた苗が、随分成長しています。

先達ては「根返し」。
伸びた苗から根がつかない様に、ひっくり返して一所にまとめる作業。
あっちこっちに根がはると、芋の数が増えて、旨くて大きいのが出来ないそうです。

作業自体は、30分程度でも、今年は暑くて、苗も長くて、思った以上の重労働(^_^;)。
去年、作業した記憶がないのは、こんなに大変ぢゃなかったからかな。

5歳のムスメも積極参加。
積極的過ぎて、先走りをおさえるのが。。。(>_<)。
最近は泥アソビとか、ほとんどしないらしいから、こんな体験も貴重。
ムスメも生き生きしとる。。。普段からオテンバだけどね。

この後、ちびっこ大集合「シャボン玉大会」。
で、次回はお楽しみ「流しそうめん大会」。
次回は、今から親もお楽しみな企画。お椀持参!(^_^)。






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2010/07/18

飽きないデザインの手法 4



結局、「モノ」「物質」とだけ向き合っていると、人は何を持ってきても「飽きる」のだ。

では、「飽きない」と感じている「モノ」は何なのか?
その「モノ」に対して「思い・記憶」や「時間の経過」が重なってはいないか?


「飽きないデザイン」とは、小手先の「カタチの操作」ではない。


まして、万人に通じる「飽きないデザイン」など、ありえない。
もちろん、ハウスメーカーの規格品の羅列でもないし、それらの比較検討の理屈では導き出すことも出来ない。

「思いを積み重ねる」ために、デザインされたカタチが「飽きない」。


アイズの実績は、そうして「積み重ね」ている。



住宅設計・商業デザインについては、
メール info@a-iz.co.jp へ、お問合せ下さい。


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デザインとは何か?


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2010/07/17

飽きないデザインの手法 3





本物の素材は「飽きがこない」と、よく耳にする。
クライアントだけでなく、建築士の仲間内でも、疑う余地はない位の勢いで。
確かに「ニセモノ」とは全く違う。

では、その「本物の風合い」が「飽きが来ない」本当の理由なのか?

それだけの理由では、少し物足りない気がする。

というのも、木や石にも、その時代の「流行」がある。
バブルの頃は、赤い花崗岩が多かった。その後は、ビアンコカララという白い大理石。
一昔前は、あまり目の強くない桜のフローリング。最近は木目がゼブラのように見える木だったり。

「流行」とは、「飽き」の「波」。
本物の素材だって「波」に飲まれる。

では、なんで本物志向は強いのだろう。

本物の素材は、竣工直後の素材感と、10年・20年、もっと・もっと先、それらを比べると、「その風合い」は経年とともに「味」が増してはいないか?
決して、「選んだとき(竣工したとき)」と「同じ」ではない。


「飽き」という視点から見ると、本物の素材は、「変化・進化」をしているから、人を「飽きさせない」言える。

「本物志向」だけでは、人は「飽きる」。
その本物にどんな「思い入れ」を入れるかで「飽きさせない」ものになる・・・

つづく


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[メディア掲載]建築家のピカイチ間取り集 アイズの実績紹介
コンクリート打ち放しは寒い!






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2010/07/16

飽きないデザインの手法 2




そもそも「飽きる」とはどんな感覚なのだろう。

確かに「シンプルなデザイン」は、「奇抜なカタチ」より「飽きがきづらい」気はする。
しかし、シンプルだからと言って「飽きが来ない」分けではない。

例えば、一昔前の店舗デザインは「白」信仰のようなものがあった。
床も、壁も、天井も、椅子も、テーブルも、みーんな白、という店。
最近のカフェと比べると、潔いほど「シンプル」。そんな、アパレルやカフェが大流行だった。
「白ければかっこよい」とばかりに、連日、人であふれていた。


今、そんな店があったらどうだろう。

寒々しくて、とてもソコに居たいとは思わないだろう。
シンプルにも流行があり、「加減」があるのだ。

その「加減」に、それぞれの人の「思い」がはいる。
その「思い」こそが、その人を「飽きさせない」本当の理由ではないだろうか?

(つづく)


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